キャンプが始まる前にガイア自然学校では、Gリーダーたちのキャンプ研修を行いました。
ガイア自然学校のキャンプは、ほとんど「フリープログラム」の形式で行っています。
つまり、「今からキャンプファイヤーの時間ですよー」とか「今から海あそびの時間ですー」とかがありません。
その代わり、子どもたちとリーダーで相談して、やりたいことを考えて行います。
自分がやりたいことを考えること、やりたいことをするために、人と相談したり自分で準備すること。
そうした活動が子どもたちの「主体性」を育てると思うからです。
もちろん「何していいのかわからないよー」という子どもたちも多いので、リーダーからの提案があることもあります。
ただし「大人が考えた子どもが楽しいと思う遊び」を押しつけないのです。
一見、手抜きのように見えるかもしれません。
大人がせっせと準備して、子どもたちを楽しませる…そこにスタッフが喜びを見いだしているキャンプの方が、丁寧で満足度は高いかもしれません。
しかし、「自由」だからこそ子どもたちが気づくことや、学ぶことは、その子の人生において大きな体験となると考えています。
また、子どもたちのやりたいことに、添える応用力も必要だったりします。
そして「自由」には、危険がつきもので、「自由」でありながら「安全」を守るためには、リーダーのスキルが相当に高くある必要があります。
これから海で山で、安全に子どもたちの「主体性」を育むキャンプを行うために、Gリーダーたちと共にがんばります。