梅雨入りしたわりには、カラッとした日ざしの強い日々です。
夏が近づいてきたなあ、と思うとわくわくしてきます。キャンプのシーズンがやってきました。
「ガイアのキャンプは自由でいいな〜。」
何度か学校や地域のキャンプ経験がある子どもたちは、結構これを口にします。
ガイア自然学校のキャンプは、基本的にフリープログラムで実施しています。
フリープログラムとは、時間割のようにキャンプのタイムスケジュールを決めずに、その時やりたいことをやったり、生活に必要なことをみんなで相談して行うスタイルのことです。
もちろん、食事の時間やシャワータイムなど、施設によっっては決まっているのでそこには従いますが、子どもたちの主体性を育てるために、できるだけ生活リズムを自分でとることを大切にします。 また、自然は刻一刻と変化します。
なので「今、この遊びを!」という絶妙のタイミングが存在します。
そこをのがさずに最高の自然体験をするには、できるだけフリーな時間が多い方が良いのです。
そこから子どもたちが学ぶことは、大人が思惑的に作ったプログラムよりも、子どもたちの感受性を刺激し、自分から楽しもうという気持ちを生み、主体性を育てるのに役立ちます。
そして「自由」は「ほったかし」とは違います。
子どもたちと活動するカウンセラーは、子どもたちの声や行動、表情の変化をできるだけ拾い、反応していきます。
「引率」ではなく「カウンセラー」と呼んでいるのは、そうした子どもたちの心の変化に対応する役割を意識してのことです。
また当然のことながら、安全に関しても責任を持って対応するため、危険だと判断した時には子どもの行動を止めることもあります。
長期間のキャンプになるほど、子どもたちも自分の「素」がでてきて、人とコミュニケーションを上で大切なアウトプットを学んでくるようになります。
そしてそれができるようになると、子どもたちはとっても「元気」になります。
お世話をやく前に、その子の気持ちを聞くことやコミュニケーションをとること、さらにその子の「こうしたい」が引き出せれば最高です。