Rくん(2年生)とFちゃん(1年生)がケンカしだしました。
きっかけは、リーダーにおんぶしてもらう順番のジャンケン…
「あとだしや!あとだしや!」とRくん。
「あとだしじゃないもん!」とFちゃん。
強い口調のRくんに、Fちゃんは泣いてしまいました。
おんぶ当事者のリーダーが一言。
「そればっかり言い合ってても、何思ってるかわからないし、今の気持ちを話してみて。」
するとFちゃんは、
「あとだしばっかり言われるのイヤだし、あとだししようと思ってないし、寝転がって話し聞かれるのもイヤだし!」
堰を切ったようにFちゃんは自分の気持ちを話しだしました。
それまでむくれた感じで寝転がってたRくんも座りなおしました。
「うん」とRくんは一言で沈黙。
「Rくん…」ふいにFちゃんが、沈黙をやぶってRくんの名前を呼びましたが、Rくんはふっと立ち去ってしまいました。
Fちゃんはリーダーに「やさしい人になりたいから、一方的に言っちゃったのは謝りたい。」と言ってRくんに近づきました。
F「ごめん。」
R「うん。俺もあとだしっていっぱい言ってごめん。でも、何でFがごめんって言ったのかわからん。」
F「一方的に言っちゃってごめん。」
R「うん、わかった。」
そんなやり取りがあった後、二人はすごい笑顔になって一緒にあそびだしました。
最初のケンカの段階で、つまらない理由だからと大人がジャッジしてしまい、悪い方に謝らせ、被害を受けた(と思わされる)方に許容させ、「ゴメンネー」「イイヨー」ってさせてたら、こんなにやさしくて気持ちのいい関わりは起きないと思いませんか?
こんなケンカは毎日、毎時間、しょっちゅうですが、これが大事なんです!
毎回、こんなに上手く気持ちを出せませんが、それでも少しずつ繰り返すことで、子どもたちは成長していくんだと思います。
大人が、子どもたちを信じて、自分の気持ちで話せる場を作ることの大切さを再認識しました。
小学1年生で「やさしい人になりたい」とか、中々言えないですし、心から素直にお互い謝ってる感じが最高でした。
まだまだ手探りで、いろんなことが起こりますが、子どもたちと共に、楽しみながら成長してまいりますので、よろしくお願いいたします。