小学生の頃、地域のボランティア団体が夏休みにキャンプを実施していて、それに参加しました。
川の水でごはん炊いたり、トイレの灯りがろうそくだったりと、今思い出すと時代を感じます。
学校ではちょっといじめられがちだったので、参加者が学校とは違うメンバーだったのが、逆に気楽でした。
普段は引っ込み自案な子どもでしたが同じグループになった子から「笑い方が面白いね。」と言われて、調子に乗ってよく笑ってました。
その時キャンプファイヤーで出し物をすることになって、なぜか主人公の水戸黄門を自らかって出た記憶があります。
なんでもないことですが、何かひとつ認められたことが嬉しかったことと、それに自信を持てたことがのびのびと自分らしく居ることができたんだと思います。
そんなことから、その地域のキャンプに行くのが大好きになっていました。
自然とかプログラムが思い出に残っている訳ではなく、どちらかと言うとその時に出会った「人」との出会いと体験が、自分の成長につながっている気がします。
何気ない会話、一緒にごはんを食べたこと、一緒に笑ったこと、一緒にケンカしたこと、一緒に泣いたこと…。
家族や学校などの普段とは違う人との関係性が、ふと自分のあり方「自分ってこうなんだ。」を気づかせてくれるきっかけだったように思います。
ガイア自然学校のキャンプでも、大切にしたいのはこうした「人」との関わりです。
自然やプログラム(釣りとかムシ採りとか)は、そのためのきっかけでしかありません。
長い目でみて、子どもたちの成長に繋がれば、それが一番いいと思っています。