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ぴっからコラム

【002】認める、認められる体験

10月の海、タコを探しに行きました。

もう、水温も低く海に入るのはつらい時期だったのですが、タコ探しに夢中な子どもたちとリーダーはじゃぶじゃぶ海に入って行きました。 タコはハンターレベルが高く、なかなか見つかりません。 あきた子どもたちはすでに違うあそびを発見してあそび始めます。 4人ぐらいの子どもたちがリーダーのロニーとひたすら藻を投げ合っていました。 ロニーが投げて子どもたちが打つ、子どもたちが投げてロニーが受ける…。 寒い海の中、たぶん3時間以上同じ遊びを繰り返していました。 その時の子どもたちは、本当にいい笑顔で夢中になってあそんでいました。 11月の川、岩石を探していた時、いつも無口なリリが、無言で穴を掘りはじめました。 近くにいたリーダーのボッセは始め「なんで掘るんだろう?」と思いましたが、リリがひたすら掘るので、一緒になって夢中で掘り続けました。 その後、なぜだかリリとボッセはすごく仲良くなってリリはボッセにたくさん話ししてくれるようになっていました。

こんな子どもたちとリーダーとの関わりが、ガイアにはいつも発生しています。 人と人との関わりには、言葉に頼らないコミュニケーションもたくさん存在しています。 特に、子どもたちが他人と信頼関係を築くためには言葉はじゃまなくらい。 むしろ「あそび」の介在がとても重要です。 意味はないけれど、夢中になること、そのことに無条件でつきあってくれる相手がいること。 そんな行動で少しずつ相手を信頼し、気持ちを伝え合うようになっていきます。

これが「認める」「認められる」体験です。

無条件で認められる体験は、子どもたちが大人になるまでに必要な自己肯定感を築くための大切な体験です。 ガイア自然学校が子どもたちに教えているのは、実はこんなことくらいです。

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