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ぴっからコラム

【084】子どもたちの季節を感じるチカラ

「今ごろになってこの木、赤くなったな〜。」
「栗がもうなくなったし、冬じゃね?」

ガイア自然学校が運営している放課後児童クラブ「放課後自然教室」の子どもたちの会話。
毎日外で遊んでる子どもたちだから出てくる会話だな〜、と思いながら聞いていました。

1年を通して、身近な森で走りまわっている子どもたち。
自然にまかせて遊んでいるだけのように見えますが、とても季節を「体感」しながら毎日を過ごしています。
春になるとたくさん出てくる「カナヘビ」を捕まえるのが大流行。
子どもたちは、カナヘビの出現で春の訪れを感じています。
虫たちも出てくるので、小さい甲虫→ヤゴ→セミ→カブトムシ→カマキリ→トンボと、捕まえる虫の種類によって、季節の移り変わりを感じます。

夏は暑いから水をあびて、雨が降ってもほぼ裸で外を走りまわり。
秋になったら焚き火をして、焼き芋焼いたり。
冬は雪あそびで大盛り上がり。

こんな充実した小学生の放課後あるでしょうか?
我ながら書いていて、すごい放課後児童クラブだと自画自賛です笑

この「季節を感じる」ということは、せっかく日本に住んでいるのだからこそ大切にしたい感覚です。
日本の文化は、自然を通しての四季の移り変わりと密接に関わっています。
茶道をしていると、日本の古くからの文化がこんなにも自然感や季節を細かく感じさせる工夫をしてきたことに驚かされます。
自然や季節にあまり興味ないという人たちでも、春になったら桜の木の下で花見を楽しんだり、夏は海や花火を楽しんだり、秋は紅葉を見に出かけます。
小学校の学習指導要綱にも、理科や生活の部分に「季節」を学ぶための記述があります。

理科:季節と生物
身近な動物や植物を探したり育てたりして,季節ごとの動物の活動や植物の成長を調べ,それらの活動や成長と環境とのかかわりについての考えをもつことができるようにする。

出典:文部科学省学習指導要領
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/ri.htm

「外であそんでるだけ」で、子どもたちは季節を感じて学んでいます。
テレビで見たり、スマホで見たり、文字で読んで知っているだけの「季節」とは圧倒的に違います。

「あついなー」「さむいなー」
「おいしいなー」「にがっ!」
「ふわふわできもちいい」「とげとげしていたい」
「カブトムシかっこいい!」「幼虫きもちわるっ!」

日々、全身で感じている季節感。
自然の中だからこそ感じられる季節感。

未来の日本を動かしていこうという子どもたちが、日本のことを考えた時。
季節感や自然感のない人が、日本を動かすと思うと残念なことになりそうな気がしませんか。
現代だからこそ、子どもたちには自然の中で「あそんで」欲しいと思っています。

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